こんにちは。
私は現在2歳の娘と夫と暮らすアラサー主婦です。
つわりをきっかけに退職し、
専業主婦歴も早3年となります。
こんな私ですが、
少しでも誰かのお役に立てたらと思い
この度ブログを立ち上げることにしました。
このブログでは、
私の妊娠・出産・育児体験を
ありのままに紹介していきます。
あくまで私個人の体験や感想にはなりますが、
今まさに、同じ悩みや不安を持つ方の
安心材料になればと願いを込めて記します。
この記事では、
私のお産体験について
前駆陣痛~赤ちゃん誕生直後まで
以下の目次に沿ってご紹介します。
目次
どんな病院で産んだ?クリニックのこと
前の記事「妊娠中にしておくこと。自分と家族の時間。産院の選び方。」の
「納得のいく産院探し」でもご紹介した通り
出産を受け入れている病院の種類は色々ありますが
私は家から車で10分ほどの個人病院を選びました。
選んだ理由はこんな感じです!👇
・家から近い
・初めてのお産で不安も多いので
同じ先生に健診から一貫して診てほしい
・産後の入院中の食事が豪華
・クリニックが比較的新しく設備が綺麗
・コロナ禍でも予防接種済みの夫限定で短時間の立ち合いが許されていた
特に、私の場合
実母は他界、実父は現役の会社員
義理の実家はかなりの遠方という状況で
近くに産前産後甘えられる存在がありませんでした。
そのため、もし夫のいない平日に陣痛が来たら
自力で産院まで行くしかないですし、
入院中の洗濯物の受け渡しも
仕事終わりの夫にお願いする必要があったので
家からの近さが最優先事項でした。
このような条件で選んだ産院でしたが
結果、大満足でした!
ほどよくアットホームな雰囲気で
スタッフの方々も妊婦健診からの
顔見知りの人がほとんどだったので
安心して出産することができました。
ただひとつ、個人病院ならではの
デメリットも感じました。
それはお産時に付き添ってもらえる
スタッフが少ないことです。
個人病院は総合病院などに比べて
規模が小さいので
一度に出勤しているスタッフの人数が
少ないことが多いです。
私が、分娩室に入ったのは
日曜日の夜~深夜にかけての
時間帯だったこともあるのか
夜勤の助産師1名しかいませんでした。
そのため後から分娩室に入った
経産婦のほうがお産が早そうとの判断で
対応に向かってしまい
途中、分娩室で一人
ただ陣痛に耐える時間がありました。
このようにお産が被ってしまうと
ずっとは付き添ってもらえないこともあるのが
助産院などとは異なる部分かなと感じました。
これが前駆陣痛?出産数日前からの違和感
出産予定日が近づいてくると
いつ産まれてくるのかな?
陣痛ってどんなかな?
楽しみだけど怖いなあ。
と不安な日々が続きますよね。
特に一人目は
陣痛がどんな痛みなのか
想像もできないので
ちょっとおなかが張る痛みさえ
気になってドキドキ過ごしていました。
- 出産予定日1か月程前 —
ほとんど毎日のように
生理痛のようなじんわりとした
お腹と背中の痛みを感じていました。
また、お通じが緩い日が多かったり
おしるしかな?と思うような
うーっすらピンク色の
おりものが出る日もあったりと
着実にお産が近づいているサインを
感じていました。
- 予定日4日前 —
深夜帯を中心に時折
約10分間隔のおなかのハリを
感じるようになりました。
とはいえこの時のハリは
お腹が突っ張る感覚があるだけで
痛みは全くありませんでした。
- 予定日3日前 —
妊婦健診に行きました。
先生から
「子宮口はまだ1センチも
開いていないくらいやから
まだまだかかりそうやね。」
と言われ、いわゆる
内診グリグリをされました。
その帰り道、生理痛のような
強めの腰の痛さを感じ
数時間後、少量の茶色い出血がありました。
- 予定日前日 —
朝から数回茶色い出血がありました。
そして18時頃から
これが陣痛かな?と思うような
お腹と腰の痛みが10分間隔で数時間続き
19時半には茶色いゼリー状の
おりもの?が大量に出てきました。
サイズで言うと
小さめのイチゴくらいだったと思います。
- 予定日当日 —
出産予定日となる日の深夜1時頃からは
お腹のハリとともに
心の中で「痛~っ!」と思うくらいの
痛みを感じるようになりました。
ウトウトしながら痛くなるたびに
時間を測っていたら
気付けば朝5時半。
10分間隔ほどでずっと続いていましたが
まだ全然眠れるくらいの痛みでした。
朝9時に目が覚めた後は
定期的なおなかのハリと
常に腰が痛い感覚がありましたが
普通に生活することができていました。
そして夜19時。
再び10分間隔で
おなかのハリと軽い痛みがスタートしました。
予定日を過ぎる焦りもあったので
深夜12時頃に夫と近所を散歩しに出かけました。
- 予定日1日後 —
すると深夜1時。
今までとは異なる強めの痛みが
10~15分間隔で始まりました。
2時に一度は寝てみましたが
3時半に痛みで起床!
時間の間隔も5分おきになっていて
痛みもさらに増していました。
この時の痛みは
「痛ーいっ!」と小さめの声が
出るほどの強さでした。
そのまま眠れそうにもなかったので
朝4時に産院へ初めての電話をしました。
すると私のすらすらとした話し方と
声のトーンから
まだまだと感じ取った助産師さんに
「お風呂に入って、
朝ごはんを食べてから
7時に一度病院へおいで。」
と告げられました。
お風呂に入ると、
陣痛感覚は2~3分間隔になっていたので
事前の産院の説明会で聞いていた話だと
え?もう生まれるの?と
思ったりもしたのですが
そんな甘い訳ありませんでした!😅
言われた通り、7時に産院へ向かいましたが
子宮口はまだ1センチ。
衝撃でした!💦
全然我慢できる痛みとはいえ
こんなに長い間、
等間隔の痛みが続いているのに
まだ10分の1センチですか!と。
そのまま入院してもいいけど
一旦帰ってリラックスして過ごした方が
早く進むと思うよ!とのことで
結局家に帰ることになりました。
朝の10時。
急に痛みが増し始めました。
痛すぎてまっすぐ立っていられないほどの
かなり強い痛みでした。
おそらく、ここからが本陣痛だったんだと思います。
そう考えると、
予定日当日から約1日半続いた
一定間隔の弱い痛みが
前駆陣痛だったのではないでしょうか。
いよいよ陣痛スタート!いつ病院へ行った?陣痛中の過ごし方
そうして始まった陣痛開始から赤ちゃん誕生までの
分娩時間は約14時間半でした💦
朝10時に痛みが強くなってからは
お散歩をしたり、お風呂に入ったり
テレビゲームをしたりしながら
気を紛らわせて過ごしました。
痛みのある時間は
テニスボールをおしりに当てると
痛みを逃しやすくなるとよく言われますが
私には場所を調節するのが少し難しく
効果はイマイチでした。
そんなとき、たまたま横にあった
筋膜はがしのフォームローラーの上に座ってみると
感動するほど痛みがマシになりました。
というよりは、
フォームローラ―のでこぼこの上に
全体重をかけて座るのが
普通に痛すぎて感覚が
麻痺していただけのような気もします🤣
その後、16時に出産前最後の
お風呂に入っておこうと思い
湯船に浸かりました。
すると、大きな声で叫びたくなるくらいの
さらに強烈な痛みに変わり
2分間隔になりました。
歩くのもやっとの感じで
岩のような何かがお腹から肛門の方へ
押しだされてくるような感覚もありました。
髪を乾かし、トイレを済ませ
17時半頃、産院に電話し
急いで駆け込みました。
18時に産院へ到着した時には
子宮口7~8センチ。
ここまでよく家で耐えたね!💦と
驚かれるほど進んでいました。
というのも朝、
陣痛だと思って病院に行くと
子宮口1センチと言われたばかりに
産院に向かうべき
子宮口4~5センチは
もっと果てしない痛みだと
勝手に想像してしまっていたんです!
本当に初めての出産は
わからないことばかりで
病院に行くタイミングすら
判断しにくいもんですね。
分娩室に入ったら。お産までの6時間
産院に着いたとき、すでに
子宮口は7~8センチと言われたので
もうあと2~3時間なのかな?と
勝手に思っておりました。
しかし、ここから
まださらに6時間ほどかかったのです💦
19時半頃までは
痛みのない時間は
家族にLINEをしたり
パンを食べたり
まだまだ余裕のある感じだったので
あれ?やっぱり私痛みに強いタイプやから
お産すんなり終わるかも!と
正直余裕をこいていました。
しかし子宮口9センチからの
あと1センチが
なかなか開かなくなり
痛みもマックスになりました。
どうやったら出てくるのか、
どのくらいの強さでいきんでいいのか、
まだいきみ逃しをすべきタイミングなのか。
後から来た別の妊婦さんのお産の影響で
助産師さんが離れがちになっていたこともあり
どうしていいかわからない時間が流れ
ただただ仏のように
だまって目をつぶって
痛みに耐えていました🤣
気付けば23時半になっていたので
もしかしたら寝ていたのかもしれません!
そこからは痛みが強すぎて
いきみ逃しをすることも難しくなり
波が来たら全力でいきむの繰り返しでした。
まあ、「ぼちぼち」という言葉が
自分にはとてもしっくりくるくらいに
何事も自分のペースでしか
頑張れないタイプなので
辛すぎていきめもしない時は
「はい、いきんでくださーい!」
と助産師さんに声をかけられても
「ああ。無理です。やめます~!」と
勝手に休憩したりもしていました。
そんなこんなで
何回も全力のいきみを繰り返すことで
少しずつ頭が見え始めたそうで
0時半頃、ようやく誕生となりました!
お産直後の体の状態・治療について
お産時の出血量は2リットルを超えていたそうで
出血多量という評価を受けました💦
そして最悪の事態が…。
会陰切開もしたのに、
なんと勢いで肛門まで裂けましたっ!!!(怖)
そのため、産まれた赤ちゃんの
ケアをしてくださっている間、
私はチクチク縫われておりました。
一応、麻酔はしてもらったのですが
あまりに広範囲だったので
麻酔の効果が届いていない箇所もあり
普通に痛かったです…。
でも赤ちゃんがいなくなったお腹は
スッキリとして気持ち良いし、
後期つわりで、
陣痛中もよだれが止まらなかったはずなのに
産まれた瞬間ピタッと治まるしで、
解放感と達成感と安堵感に満たされました。
その後、数時間は
分娩台に乗せられたまま休憩した後
産後はじめての
トイレに行くよう言われました。
これがまた怖いんです!
縫ったばかりの状態で
どのくらいお腹に力を入れて良いのか、
沁みたりはしないか。
そもそも自分が思っているよりも
体が疲れていて
思うように動けませんでした。
出血多量だった私は
トイレに座った後、貧血状態になり
まっすぐ立ち上がることもできず
車椅子で病室へ運ばれました💦
出産直後はアドレナリンが出て
なかなか眠れないと言われますが
私は割とすぐに寝付くことができました。
ただ、体が勝手に興奮していたのか
暑くて暑くてたまらず目を覚ましました。
雪が積もる極寒の日でしたが
必死にリモコンを求め歩き
暖房を消すほどでした。
こんな感じで全身ボロボロにはなりましたが
今まで感じたことのない
カラダの解放感がありました!
出産・入院にかかったお金は?
出産育児一時金の直接支払制度があるとはいえ
退院時にどのくらいお金がかかるのか
不安になりますよね。
金額は産院によってさまざまですが
厚生労働省の資料によれば、
2022(令和4)年度の
入院分娩費用など出産費用は
全国平均で482,294円だったそうです。
このときは出産育児一時金が42万円だったので
だいたい5~10万円は自己負担になるんだろうな
という目安をもっていました。
実際に私が退院時に支払った
費用明細はこんな感じでした。👇
・入院料 134,600円
・分娩料 285,000円
・新生児管理保育料 30,000円
・検査、薬剤料 20,000円
・処置、手当料 20,000円
・産科医療補償制度 12,000円
・その他 33,680円
合計 535,280円
お産時の出血が多く
貧血の血液検査や鉄材注射を
入院中に何度か行ったので
その他の金額として金額が発生したのかと思います。
全国平均よりは少し高めの金額ではありましたが
おおよそ想定内の費用となりました。
令和5年4月からは
分娩時の自己負担額を抑えられるよう
出産育児一時金が
42万円から50万円に引き上げられました。
とはいえ私がお世話になった産院では
物価の高騰や人件費の高騰を理由に
それ以前に比べ分娩費用が値上げされました。
他の多くの産院においても、おそらく
同様のことが行われているのではないでしょうか。
結果、自己負担額は
今もほとんど変わらないのが
現状のように思います。
上記に記載した私の明細は2022年のものです。
踏まえて参考にしてみてください。
まとめ
以上、日記に残していた通りの
リアルな出産体験エピソードをご紹介いたしました。
同じお産は絶対にないとはいえ
普通分娩ってこんな感じなのかな?という
ひとつの例としてイメージを
持っていただけましたでしょうか。
決して痛くなかったとは言えないし
怖くなかったとも言えないし
無事に生まれて来てくれるか
本当に不安でいっぱいでした。
2人目を望むのであれば
またあの痛みを乗り越えなければならないと思うと
やっぱり怖いです。
でも初めてのお産に比べると
今度は少し心に余裕をもてる気がします。
それはイメージできるからだと思います。
私の体験を記事にしたことで
初めてのお産に不安をもっている方の背中を
ほんの少しでも前に押すことができたなら
大変嬉しく思います。
さまざまな不調も出てくる妊娠期間、
お体に気を付けて
どうか無理のないようお過ごしください☆彡